ウイングアーク1st株式会社と株式会社GUGENは、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」とGUGENのIoT小型ゲートウェイ「PUSHLOG」を連携し、提供を開始した。
MotionBoardは、製造現場のさまざまなデータを価値ある情報に変えてリアルタイムに状況を把握でき、IoT活用にも対応可能なダッシュボードである。
一方のPUSHLOGは、製造現場で使用されているPLCなどの制御機器から、携帯回線経由でリアルタイムの遠隔監視、データ収集を行うことができるシステムである。ハードウェア、携帯回線、クラウドシステムなど必要なものが全てセットになっており、10分程度の簡単な設定だけですぐに運用を開始できる。ネットワークやクラウドの専門知識は不要のため、これまで必要であったインテグレーションのための初期費用が削減できる。
今回PUSHLOGとMotionBoardが連携したことにより、設備データのほか、生産管理システムの生産計画数やカメラによる作業録画データ、作業日報などの生産データ等、他システムの多様なデータとかけあわせた可視化やデータ分析ができるようになり、カーボンニュートラルの実現に向けてエネルギーの効率化、生産設備の可視化、ユーティリティ設備の予知保全などが促進できるとしている。
今回の連携で想定する設備データ活用の例は以下の通り。
設備データ(PUSHLOG) | 掛け合わせるデータ | MotionBoardでの活用 |
---|---|---|
設備から取得した消費電力データ | 製造実績データ | 製品別のCO2排出量分析 |
設備の稼働データ | 設備の停止要因データ | 時間稼働率分析、生産性分析 |
サイクルタイムデータ | カメラによる作業録画データ、品番事の標準原価、直接労務費 | CT悪化時の作業分析、加工費の計画と実績の差異 |
なお、利用料金は、MotionBoardとPUSHLOGとの組み合わせた利用で558,000円(税抜)~となっている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。