アズビルと関西電力、AIを活用した設備異常検知システムを開発し導入・活用を促進

通常、火力発電所のような大規模プロセスにAIを導入する場合、その機能構築・維持管理労力と、多種多様な機器の複雑な運用に対する網羅性が課題であった。

そこでアズビル株式会社と関西電力株式会社は、AIを活用した異常予兆検知システム「BiG EYES」を機能拡張する「BiG EYES plus」を共同開発した。そして、火力発電所や大規模工場等への導入・活用促進に関する業務提携に合意し、2023年6月20日より販売開始することを発表した。

「BiG EYES plus」は、アズビルが提供するAIを活用した、異常予兆検知システム「BiG EYES」の機能拡張オプションソフトウェアとして、アズビルと関西電力が共同で開発した。

従来の異常予兆検知システム「BiG EYES」では、専門的な知見を有する要員が、監視対象毎にAIモデルを構築する必要があった。

今回共同開発された「BiG EYES plus」では、AIモデルの大部分が自動で構築されるため、AIモデルの構築の更なる効率化が可能となる。

また、入力する情報の種類を増やすことができ、従来困難であった広域の監視や、これまで認識できていなかった異常兆候の検知もできるようになった。

なお、関西電力はこのシステムを、火力発電所に係る新設プロジェクトの基本計画から運転開始後の設備運用保守管理に活用する関西電力のソリューションサービス「K-VaCS(ケイバックス)」のサービスの一つとして、6月20日より提供する。

アズビルと関西電力は、この開発成果を基に、火力発電所や大規模工場等への「BiG EYES」および「BiG EYES plus」の導入・活用を促進し、大規模プロセスにおける運転管理、設備管理のDXを促すとしている。

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