航空宇宙産業は現在、航空輸送の脱炭素化、地球観測や防衛、安全保障、通信へのニーズの高まり、ドローンや宇宙分野での開発の活発化など、大きな変化に直面している。
高等教育機関はこの変化を踏まえ、学生がこれらの新しい手法に関連するスキルを習得できるよう支援する必要がある。
そうした中、ダッソー・システムズとISAEグループは本日、航空宇宙産業で用いられる、最新のデジタルプラクティスに関する学生の育成に向けたパートナーシップを発表した。
この一環として、ISAEグループは、7000人の学生を対象とするトレーニングプログラムに、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームを導入する。
このパートナーシップは、今年6月に開催されたパリ航空ショーにおいて、ISAEグループのオリヴィエ・レーブル理事長と、ダッソー・システムズのインダストリー、マーケティング&サステナビリティ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるフローレンス・ベルゼレンによって締結された。
このパートナーシップを通じて、3DEXPERIENCEプラットフォームと、同社のアプリケーションを授業に取り入れ、学校が設定したトレーニングの目標達成を目指す。
3DEXPERIENCEプラットフォームとそれに含まれているアプリケーションは、製品のバーチャルツインを構築し、製品のライフサイクルを管理するために使用される。
これには、プロジェクト管理、CAD(コンピュータ支援設計)、CAM(コンピュータ支援製造)、システムエンジニアリング、構造計算、イマーシブ・テクノロジー(没入型技術)、また流体や、複雑系およびマルチフィジックスのシステム、製造プロセスのシミュレーション、組立ラインやインダストリー4.0のスマートファクトリーの設計と計画などが含まれる。
このパートナーシップにより、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCE EduのチームとISAEグループの学校は、カリキュラムに3DEXPERIENCEプラットフォームの全機能を展開し、学生を対象にした同プラットフォームの認証プログラムを導入する。
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