アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)は、エンドツーエンドのシステム「Amazon Monitron(アマゾン モニトロン)」を、2023年7月より、日本の技術基準に適合した形で提供している。
「Amazon Monitron」は、振動に関する国際規格ISO 20816や機械学習を用いて、産業機器の異常な状態を検出し、予知保全を可能にするシステムだ。
セット内容は、振動・温度データをキャプチャするセンサ、データをAWSクラウドに転送するゲートウェイに加え、異常なパターンを見つけ出す機械学習サービスや、機械内の潜在的な障害を追跡するモバイルアプリとなっている。
「Amazon Monitron」は、ファン、ベアリング、コンプレッサ、モータ、ギアボックス、ポンプなどの産業装置に取り付けて利用し、ゲートウェイは、有線やWi-Fiに対応している。
しかし、工場の構内ネットワークが利用できない、届かないケースや、客先に設置するケースなど、既設ネットワークが利用できないケースが多かったのだという。
そこで株式会社ソラコムは、SIMやルータなどをセットにした「SORACOMセルラーパック for Amazon Monitron」を、デバイス通販サイトSORACOM IoT ストアで、2023年10月17日より提供を開始する。
「SORACOMセルラーパック for Amazon Monitron」は、「Amazon Monitron」のゲートウェイとセンサ、およびSORACOM IoT SIMとルータ、その他部材がセットになったサービスだ。
また、「SORACOMセルラーパック for Amazon Monitron」発売にあわせて、IoT レシピ「IoTで産業機器の予知保全」を、本日より公開する。
このレシピでは、「SORACOMセルラーパック for Amazon Monitron」を使って、「Amazon Monitron」を導入する方法をステップごとに解説している。
さらに、工場でのIoT活用事例と、「Amazon Monitron」について紹介するオンラインセミナー「産業機器の予知保全をAmazon MonitronとSORACOMで実現」を、2023年11月8日に開催する。
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