VicOneは、2023年初頭に投資を発表した米Block Harbor社との初の共同ソリューションである、自動車業界向けの統合ワークフローベースシステムの提供を、2023年11月15日より開始する。
今回発表された自動車業界向けの統合ワークフローベースシステムは、ソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)のサイバーセキュリティ設計と修正を管理するモジュール式システムだ。
新たな脅威や脆弱性が発見された場合、自動車メーカがどのような影響を受けるか、どの程度の深刻なリスクかといった状況を把握するのに役立つ。
また、サイバーセキュリティ設計チーム、車両セキュリティオペレーションセンター(VSOC)、製品セキュリティインシデント対応チームへの実用的な情報提供を行う。
設計チームは、生産データを照会した設計改善が可能となり、車両のデジタルツイン上での継続的な学習モデルへとも連携し、さらなるテストに活用することができる。
これにより、ソフトウェアの機能リリースにおけるサイバーセキュリティテストが可能となり、道路上の車両にオーバー・ザ・エア(OTA)を通じてアップデートが施される。
加えて、異なるデータソースに対してより良い接続性とセキュリティを確保するために、オープンスタンダードを用いて設計されており、自動車産業に携わるユーザは、それぞれのサイバーセキュリティの道筋に沿った最適な展開モデルを選択できる。
なお、VicOneとBlock Harborの統合ワークフローベースソリューションおよびそれに関連するユースケースの詳細は、VicOneのホワイトペーパー(英語)で紹介されている。
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