NTN株式会社は、一般社団法人Edgecrossコンソーシアム(以下、ECC)が提供する産業用IoTプラットフォーム「Edgecross」に対応した軸受診断エッジアプリケーション「Bearing Inspector for Edgecross」を、2024年1月に販売を開始することを発表した。
「Bearing Inspector for Edgecross」は、軸受近傍に設置された振動センサからデータを収集し、軸受異常を診断することができるソフトウェアだ。運転や停止、回転速度など、設備の稼働状況も収集できる。
主な特徴としては、リアルタイムで軸受の診断結果を3秒~10秒ごとに更新でき、短時間に現れる変化も捉えることができる点だ。
また、診断対象の軸受情報や運転状況の設定が不要で、NTN以外の軸受の診断も可能である。
さらに、軸受の診断結果を正常な状態から警告までの4段階で出力し、最大16か所で収集したデータを同時に診断処理して表示できる。インターネット接続は不要で、データを外部に出したくない場合や、ネットワーク環境が整っていない場合でも利用できる。
なお、同製品は「Edgecross」認定製品であり、Edgecrossマーケットプレイスから購入可能だ。
今後NTNは、1月24日~26日に東京ビッグサイトで開催される「第8回 スマート工場EXPO」において、ECCの展示ブースにて同アプリを用いた軸受診断のデモンストレーションを行う予定だ。
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