株式会社LexxPlussは、エレベータやPLC等の生産設備と有線接続し、搬送システムと自動連携が可能なIoTソリューション「Konnectt Hub」を発表した。
「Konnectt Hub」は、エレベータや既存設備の制御盤に直接接続することで、同社が開発・販売する自動搬送システム「Hybrid-AMR」や、多台数の群制御が可能なフリート管理システム「Konnectt」とつながり、複数の設備と自動連携が可能だ。
さらに、防災機能の統合によって、総合的なオペレーションの安全性を確保する。
これにより、複数階にまたがる工場や物流センタでの物資の行き来の自動化や、生産ラインへの部品供給工程の無人化などの連携を実現する。

また、既存設備のPLCと統合することで、「Konnectt Hub」が生産設備ライン内の同期を結合し、運用効率を最適化する。
通信方式はシンプルで、エレベータの場合、作業員が呼び出しボタンを押すことと、「Konnectt Hub」から指示信号を送るのは同じ仕組みで、不具合が発生しにくい設計となっている。
現場の状態は、「Konnectt」のタブレット画面でリアルタイムに把握することができる。
導入実績としては、産業機器メーカの生産工場での導入(複数フロアへの自動搬送システム)が挙げられている。
なお、LexxPlussでは、Open Industrial Roboticsプログラムにて、同社が開発するロボティクス・オートメーション製品の技術情報を、機械メーカやSIerなどのパートナー企業に無償公開し、活用できる取り組みを実施している。
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