化学工業や石油精製のプラント現場では、設備の老朽化やベテラン作業者の不足などによるリスクが増加している。
これらの課題を解決するため、デジタル技術を活用したスマート保安の取り組みが注目されているが、可燃性ガスの存在するプラント現場では、電子機器の使用に制限があり、ガイドラインや規格を満たす必要がある。
これを受けてセーフィー株式会社は、同社が提供するウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus」が、国際電気標準会議(IEC)の規定する国際安全規格「IEC62368-1」を取得したと発表した。
「Safie Pocket2 Plus」は、小型で持ち運びができ、現場と本部のリモートコミュニケーションを可能とするウェアラブルカメラだ。
提供方式は一式レンタルで、カメラ本体、通話用Bluetoothヘッドセット、取り付け用クリップ、三脚アダプタ、ACアダプタ×2、充電用クレードル、DCケーブル×2、USB Micro-Bケーブル、LTE通信、クラウド録画サービスが含まれている。
特徴としては、小型で軽量なほか、バッテリーと通信モジュールが筐体内に納められたオールインワン仕様で、大容量バッテリーにより最大8時間の連続稼働が可能な点だ。また、IP67の堅牢な筐体で屋外利用も可能で、ズーム機能などの機能を備えている。
今回、消防庁や各自治体の消防本部のガイドラインに必要な規格とされている「IEC62368-1」を取得したことにより、化学プラントや製造所、給油取扱所などの危険区域でも「Safie Pocket2 Plus」が活用できるようになる。
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