NECファシリティーズ株式会社は、工場設備のエネルギー効率を可視化する新サービス「工場インフラ設備最適運転診断サービス」の受付を、2024年4月から開始する。
このサービスは、エネルギー原単位管理手法を用いて電気、水、圧縮空気、燃料、窒素などの供給源となるインフラ設備の最適な運転効率を算出するのが大きな特徴だ。
NECファシリティーズは、各種計測器で一定期間電力使用量や発生熱量などのデータを取得し、そのデータを解析。それによりエネルギーの使用量や設備ごとの運転効率の期待値との乖離を可視化し、設備の最適運転を提案する。これによって、工場の省エネルギー化や脱炭素経営の加速に寄与するとしている。
具体的には、冷凍機やコンプレッサなどの大電力を使う設備の稼働状況をヒアリングし、計測器を設備に取り付けて一定期間データを収集。収集したデータをもとに、施設管理業務のノウハウとエネルギー原単位管理手法を用いて解析を行い、エネルギーの使用量や設備ごとの効率の期待値との乖離を可視化、設備の最適運転を提案する。
これにより、現状の無駄な電力量を把握し、必要な省エネ・CO2削減計画を立てることが可能となる。

サービスの提供価格は、設備一台あたり税抜き30万円からだ。
今後NECファシリティーズは、このサービスを九州から全国に広げる計画だ。また、最適運転の提案の後には、設備稼働時のランニングコスト低減や中央監視リアルタイム管理システムなども提案するとしている。
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