トヨタモビリティパーツ株式会社と株式会社ギックスは、「AI整備見積りシステム」を共同開発し、2024年3月1日よりトヨタモビリティ新大阪株式会社に提供を開始したと発表した。
今回共同開発された「AI整備見積りシステム」は、AIにより車の部品交換・整備予測を支援する、自動車ディーラー・自動車整備工場向けのシステムだ。
ユーザが車両情報をシステムに入力することで、AIが約80項目の整備内容を診断し、整備の必要有無について推奨度を算出した「AI診断書」を作成する。
この「AI診断書」をもとに、サービススタッフは入庫前段階の顧客に対して整備内容の提案・見積もりが可能となる。さらに、入庫後の整備作業においても、AIの診断結果をもとに作業計画の改善を図ることができる。
「AI整備見積りシステム」の開発には、トヨタモビリティパーツ 大阪支社とギックス、有限会社ネクステイジとアスアを加え、トヨタモビリティ新大阪協力のもと、約4年間にわたり、約21万台・約135万の点検における車種、年式、走行距離などの車両情報や整備履歴のデータをAIで解析し、実店舗での実証実験を繰り返したのだという。
その結果、現場で活用可能な予測モデルを備えたAIエンジンをトヨタモビリティパーツとギックスで共同開発し、今回発表された「AI整備見積システム」が完成した形だ。
今後は、トヨタモビリティ新大阪が2024年3月1日より順次導入し、2024年6月から本格稼働を目指す。さらに、2025年より全国トヨタ車両販売店の要望に合わせ、順次サービス提供を開始する予定だ。
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