栗田工業、クラウド型水処理遠隔監視サービス「S.sensing WEB2.0」を提供開始

栗田工業株式会社は、顧客の工場などの現場における水処理を遠隔監視するクリタグループ独自のクラウド型サービス「S.sensing WEB2.0」の提供を、2024年4月から順次開始した。

「S.sensing」は、工場のユーティリティ全般やプロセスなどの水処理設備において、水質・温度・流量などを計測し、その計測結果にもとづく水処理の傾向予測や操業への影響評価などの自動解析と、解析結果にもとづく薬品の注入量の自動制御により、最適な水処理を実現するサービスだ。

「S.sensing WEB」は、「S.sensing」で取得するデータをクラウド上に保管し、そのデータを活用した遠隔監視機能を提供するものだ。時系列でのデータや自動解析結果のレポート、グラフなどを確認することができる。

栗田工業、クラウド型水処理遠隔監視サービス「S.sensing WEB2.0」を提供開始
「S.sensing」サービスのラインナップ

今回提供が開始された最新版では、遠隔監視機能の改良やインターフェースの改良が行われた。

具体的には、水処理データの更新頻度を1時間から5分に短縮し、データの保存期間を1年から10年に拡大することで、経年データの分析・解析の精度向上が可能になった。

また、管理画面で表示できる水処理データの項目数を最大4項目から20項目に拡大し、さまざまなデータの相関関係を可視化できるようになった。

さらに、データダウンロード機能が実装され、必要なときに必要な水処理データをダウンロードできるようになった。

その他、共有ストレージエリアが新設され、水処理データや各種レポート、データファイルなどの情報を一元管理できるようになった。

インターフェースは、管理画面に表示するデータやグラフなどのカスタマイズ機能の改良および、管理画面のレイアウトを端末のサイズに合わせて自動調整するレスポンシブ機能の実装により、マルチデバイス対応している。

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