株式会社ミライのゲンバは、同社が提供する製造現場に特化したAI電子帳票システム「ミライのゲンバ帳票」において、現場運用に最適な電子帳票を自動生成する「ワンタッチ帳票作成」機能を開始すると発表した。
「ミライのゲンバ帳票」は、ペンシルを用いてiPadに直接文字を記載するAI電子帳票サービスだ。手書き文字変換や記入手法の設定など、現場作業者へ向け日々の帳票業務ができる機能を提供してきた。
しかし、現場作業者が利用する電子帳票を管理者が管理画面上で準備をする際に、従来の電子帳票サービスは、Excelで帳票データを作成し、記入手法を設定するといった手間がかかっていたのだという。
そこで、そうした電子帳票の準備、いわゆる記入枠及び記入手法の設定をより効率化するべく「ワンタッチ帳票作成」機能を開発した形だ。
「ワンタッチ帳票作成」機能は、帳票画像に対して記入枠及び記入手法を、AIが自動で設定する機能だ。
これにより、帳票作成のための従業員の学習期間が1ヶ月から1時間程度に短縮したほか、帳票作成作業工数が90%削減されたのだという。また、帳票作成を行う人が、専属スタッフ1名から工場で働く全ての人が参加可能になった。
「ワンタッチ帳票作成」機能を開発した担当者は、「国内の製造業で実際に使われているありとあらゆる現場帳票を集め、教師データとして学習させたことがポイントだ」としている。
また、「独自モデルを構築し、いかなる帳票であっても記入枠が自動で設定され、それら記入枠に対して適切な記入手法を組み込むことができるモデルにチューニングした」のだとコメントしている。
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