八千代ソリューションズ株式会社は、同社が提供するクラウド設備保全システム「MENTENA(メンテナ)」に、2025年1月8日より新機能を追加した。
「MENTENA」は、設備管理や施設管理の現場において、紙やエクセル管理からクラウドシステム管理へ移行する設備保全システムだ。
今回新たに、共有ファイルをモバイル端末で閲覧できるようになった。これまではブラウザ版でのみ可能だったため、点検記録を紙やエクセルで行っている場合には、現場から共有フォルダ内のファイルを即座に参照することは困難であったが、この機能によって現場でも共有フォルダ内の手順書やマニュアルなどのファイルをすぐに閲覧できるようになった。
また、従来は「MENTENA」へのアクセスを許可するIPアドレスを一つずつ登録する必要があったが、今回のアップデートで複数のIPアドレスをまとめて設定できるようになった。
この新機能は、従来の登録上限数である20件を超える多数のIPアドレスを管理する場合や、プロバイダーとの契約や社内のセキュリティ設定などにより特定の範囲内でIPアドレスが変動する場合に特に有効とのことだ。
さらに、アプリ版の「お問い合わせ」画面で、デバイス情報やOSバージョンなどのサポートに必要な情報が自動で表示されるようになった。
これまではアプリ版から問い合わせる際に、デバイス名やOSバージョン、アプリのバージョンといったサポートに必要な情報をユーザ自身が調べる必要があったが、今回の機能追加により、アプリ内の「お問い合わせ」画面を開くことでサポートに必要な情報が自動的に表示される。
他にも、外部APIの機能を強化し、新たに部品の在庫状況の確認および更新が可能となったほか、承認フローで自分自身をスキップしないオプションが追加された。
なお、これらの機能は「MENTENA」ユーザの意見を反映して開発されたとのことで、今後も定期的に機能のアップデートを実施するとしている。
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