ダッソー・システムズは、同社が提供する、製品開発プロセス全体をサポートする「3DEXPERIENCEプラットフォーム」の知的財産(以下、IP)ライフサイクル管理機能「POWER’by」に、複数の生成AIを組み込んだ新サービス「3D UNIV+RSES(3Dユニバース)」を発表した。
「3D UNIV+RSES」は、モデリング、シミュレーション、現実世界のデータ、AIが生成するコンテンツを総体的に組み合わせ、物の動きや変形、時間を統合し、実験を行うための環境だ。バーチャルツインを活用し、ユーザのエコシステム全体のバーチャル化を可能にする。
また、複数のバーチャルツインを結合してシミュレーションしたり、ユーザのIPを保護しながらマルチAIエンジンの訓練を実施できるセキュアな環境を提供する。
さらに、ジェネレーティブ・エクスペリエンス「GenXp」や仮想空間のアシスタント機能「バーチャル・コンパニオン」、バーチャルツイン・エクスペリエンス・アズ・ア・サービスなど、ダッソー・システムズが提供するエクスペリエンス・アズ・ア・サービスにおけるサービスおよびソリューションの活用に適した設計になっている。
ダッソー・システムズ取締役会エグゼクティブ・チェアマンのベルナール・シャーレス氏は、「最も価値ある知的財産を生成し保護するには、製品と自然、生活を調和させるあらゆるもののバーチャルツイン・エクスペリエンスを、すべての人々のために提供することが極めて重要だ。」と述べている。
また、ダッソー・システムズのCEOであるパスカル・ダロズ氏は、「過去3年間にわたり、ベルナール・シャーレスと当社の戦略・研究開発部門は、生成AIの幅広い導入に基づいて市場を変革するソリューションを定義してきた。これにより、当社のあらゆる分野のお客様は、自社が開発する製品・サービスのライフサイクルの段階でAIを活用し、それらを持続可能なものにすることで、最終的に消費者、患者、そしてすべての人々の生活を向上することが可能になる。」とコメントしている。
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