AIデータ、食品業界の異物混入・品質事故に即応するAIトレーサビリティシステムの提供を開始

食品業界では、異物混入やアレルゲン表示ミスといった品質関連事故を防ぐ必要があり、製品の製造・流通過程における「履歴の可視化」や「責任の所在の明確化」が求められている。

こうした中、AIデータ株式会社は、食品製造業界における異物混入や品質クレーム対応を支援する、製品単位のデジタルトレーサビリティ管理システム「HyperJ」と、AIナレッジエンジン「AI孔明 on IDX」を統合した新ソリューション「HyperJ×AI孔明 on IDX」の提供を、2025年5月12日より開始したと発表した。

「HyperJ」は、製造ロット情報、使用原材料、包装資材、各種検査記録、製造ライン情報といったデータをブロックチェーン上に記録するデジタルトレーサビリティ管理システムだ。

製品に印字されたQRコードなどを読み取ることで、その製品が「いつ・どこで・誰が関わって・どのように作られたか」といった製造履歴や責任工程を把握することができる。

一方、「AI孔明 on IDX」は、AIを活用したナレッジ支援エンジンとして機能する。クレーム発生時の社内対応フロー、関連マニュアル、過去の類似事例、製品回収手順といった情報をAIが学習し、現場の担当者は自然言語による対話形式で必要な情報を得ることができる。

両製品を統合することで、ブロックチェーン技術による製造履歴の信頼性確保と、AIによる対応ノウハウの即時参照を提供する。

これにより、クレームに即応できる体制構築や、製造履歴の改ざん・誤記録リスクの排除を支援するほか、ESG対応やサステナブル調達、CO₂排出証明にも活用することができるとしている。

現在、国内食品メーカへの導入が進行中で、今後は、惣菜・冷凍食品・BtoB食品メーカ・OEM企業にも対象を拡大し、全国展開する計画だ。

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