東芝デジタルソリューションズ株式会社は、多様な生産形態に対応する新たな製造実行システム(以下、MES)「Meister MES NEO」の提供を、2025年05月20日より開始した。
同社は、2003年より半導体製造業向けMESソリューションの販売を始め、2015年に「Meister MES」の提供を開始している。
そして今回、エネルギーやインフラといった領域も含めて、個別受注生産から大量生産まで多様な生産形態に対応できるよう、「Meister MES NEO」を開発した形だ。
「Meister MES NEO」は、ERPやスケジューラで作成された計画を元に、生産指示や生産データの収集を行い、製造現場のリアルタイムな状況をデジタル化する。これにより、生産量の維持や増産への対応を可能にする。
また、ローコード開発ツールを採用している点が特徴で、自社運用に合わせた設定変更を画面上で行うことができる。
さらに、収集したデータを同社の「Meister Factoryシリーズ」など、ものづくりに関わるデータを統合管理する「ものづくりデータ統合基盤」に集約することで、現場改善からスマートファクトリー化までの実現が可能になるとのことだ。

同社は、今後も「Meister MES NEO」の機能強化を進めていくとしている。
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