KDDIは、中国の現地法人である上海凱迪迪愛通信技術有限公司(以下、KDDI上海)が、本日7月11日に開設した「常熟グリーン智能製造技術イノベーションセンター」を運営する菱創智能科技 (常熟) 有限公司(以下、菱創智能)と協業することを発表した。
「常熟グリーン智能製造技術イノベーションセンター」は、中国の常熟市と民間企業の出資で設立された菱創智能によって運営され、中国政府の常熟国家高新技術産業開発区の8,700㎡の敷地面積に、常設展示スペースや200名規模のセミナールーム、産学連携による研究スペースを内包する施設。ファクトリーオートメーション(FA)やロボット、IoT分野における新技術の研究開発や新事業の創出、工場のスマート化推進を目的として開設された。
今回の協業により、KDDI上海は、同センター内の常設展示ブースやセミナーを通して、法人の顧客へ積極的に情報を発信し、スマートデバイスを活用した遠隔作業支援システムや工場内のあらゆるデータをリアルタイムで取得・可視化するソリューション、レポートのペーパーレス化を実現する電子帳票システムなど工場をスマート化する様々なIoTソリューションを紹介することで、中国における工場のスマート化推進に貢献する考えだ。
また、菱創智能は、江蘇省の中国企業に向けて、KDDI上海が提供するIoTソリューションの販売代理を行っていくという。
中国政府は、2015年に「中国製造2025」を発表し、その5大プロジェクトの1つである製造業イノベーションセンターの建設を通じて、工場のスマート化を推進している。その中でも、江蘇省は中国第2位のGDPを誇り、第2次産業(製造業含む)がその約半分を占め(※)、日系企業・中国企業含め数多くの工場が集積、今後も成長が期待されるエリアだという。
※出典: 2015年江蘇省国民経済と社会発展統計公報
【関連リンク】
・ケイディーディーアイ(KDDI)
・KDDI上海(KDDI SHANGHAI)
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