COMPUTEX TAIPEI 2015のintelブースで、工場IoTソリューションについて話を伺った。
台北にある工場がIoTで稼働し、情報をマレーシアへ送っているというデモンストレーションだ。
このデモ工場では、ロボットが赤や青のブロックをベルトコンベアで運ぶ際に、センサーによって赤のブロックは赤の箱へ、青のブロックは青の箱へ仕分けられていく。
その仕分けられた(センサーが認識した)結果を、工場内におかれた通信機器(IoTゲートウェイ)を通して工場内のサーバに送る。
サーバでは、工場の稼働状況をモニタリングするアプリケーションが動いており、リアルタイムに確認することができる。
IoTゲートウェイはインターネットに接続しているため、クラウド経由でマレーシアにある事務所のサーバーへと情報が共有される。
マレーシアの本部スタッフは、工場の状態を認識して指示を出す。
指示を出すとその情報はインターネット経由で台北の工場の管理サーバーへ戻ってくるという流れだ。
工場におけるIoTは、このような流れで制御される。
工場の機器の状況をセンサーが感知し、工場内のコントローラーに伝えられつつ、クラウドを通して本部のビジネスインテリジェントツールを見る担当者が一括で世界中の工場を管理し、状況を見極めつつ工場に指示を戻す。
これまでこういった流れが人の手を介す事が多かったため、時間がかかったり、不正確であったりすることがあったが、今後IoT技術が工場等に導入されることで、リアルタイムに、かつ正確なオペレーションが実現できるようになるのだ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。