KDDIは、2018年6月中旬より、製造現場や建設現場で働く作業員の労働災害の防止を目的としたIoTクラウドサービス「KDDI IoTクラウド ~作業員みまもり~」の提供を開始する。
労働災害は年間約12万件発生しており、業種別内訳として製造業・建設業・運送業で約半数を占める。転倒や転落を原因とするものは、全体の4割を占めている。
また、熱中症による死傷者数は、建設業が最も多く、製造業と運送業を合わせて全体の約6割がこれらの業種で発生しているという。
「KDDI IoTクラウド ~作業員みまもり~」は、製造現場や建設現場で働く作業員が装着したウェアラブルデバイスなどにより、温湿度などの周囲の環境を測定して熱中症などの危険状態を察知し、作業現場責任者などへ通知。労働災害が発生した場合も、発見・対応までの時間が短縮できるため、被害を最小限に抑えることにつながるという。
「KDDI IoTクラウド ~作業員みまもり~」は作業現場のニーズに合わせて、2つのコースがある。
「KDDI IoTクラウド ~作業員みまもり~ +バイタルセンシング」は、作業員が装着するリストバンドによって周囲の温湿度や作業員の脈拍などを測定。それらの情報を組み合わせたアルゴリズムを活用することで、作業員ごとに熱中症の危険度を推定し、危険と判断された場合はアラートが通知される。
「KDDI IoTクラウド ~作業員みまもり~ +転倒検知」は、作業員が装着するベルトによって加速度などを測定し、作業員が作業中に転倒・転落した場合はアラートが通知される。
【関連リンク】
・「KDDI IoTクラウド ~作業員みまもり~」詳細
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。