三菱電機株式会社は本日、高齢者向けヘルステック事業「MelCare(メルケア)」の第一弾として、高齢者施設を対象に、入居者の転倒検知から普段の睡眠状況まで、複数の見守り項目をまとめて把握できる「MelCare見まもりサービス」の受注を2022年4月1日より開始することを発表した。
「MelCare見まもりサービス」では、居室内の状況をAIスマートセンサーで把握し、クラウドとの連携で異常があった場合に介護従事者に通知する、といった介護サービスを提供する。
「MelCare見まもりサービス」の特長
「MelCareセンサー」でまとめて把握
- 環境センサー(温度、湿度、CO2)や赤外線センサー、画像センサーなどを一体化させ、三菱電機独自のAI技術「Maisart(マイサート)」を組み込んだAIスマートセンサー「MelCareセンサー」を開発。
- 「MelCareセンサー」と就寝時の心拍数を測るベッドセンサーなど、複数センサーで取得した情報を基に、入居者の異常や暮らしの様子、室内環境などを一つの見守りサービスとしてまとめて把握。
- 各種センサーを一つのセンサーに一体化させたことで、施工・設置が容易。
センサー側とクラウド側のAI連携
- 「MelCareセンサー」に搭載したAI技術「Maisart」と、クラウド上のAIを連携。/li>
- 「MelCareセンサー」が取得した居室内の映像の中からAIが入居者の骨格情報を検出し、骨格情報のみをクラウドに送信。クラウド上のAIが分析し、転倒などを検出することで、入居者のプライバシーを配慮した転倒検知を実現。
- クラウドのWebサーバ上にUI(ユーザーインターフェース)を構築し、専用アプリケーションを経由せず、スタッフのスマートフォンやサイネージへ情報を素早く通知。
- アラート発生時の記録機能により、転倒時の状況が把握できるように転倒前後の画像再生が可能。
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