スポーツにおいて正しい動作を身に着ける事は、上達・怪我防止・選手寿命の延長に必要不可欠とされている。
そうした中、凸版印刷株式会社は、アスリートの動作解析データを基にして、最適な体の動きを学ぶことができるトレーニングシステムを開発。その第一弾として、ゴルフ向けのトレーニングシステムを2022年7月1日より販売を開始する。
このゴルフトレーニングシステムは、2020年から学校法人日本体育大学と共同で研究開発している「標準動作を活用したループ型動作トレーニングシステム」で、複数のゴルフアスリートの動きを平均化した「標準動作」と比較し、自らの動作の改善点を抽出し、可視化することが可能となる仕組みだ。(トップ画参照)
なお、ゴルフトレーニングシステムは単体での販売のほか、ゴルフシミュレーションシステムを開発・販売する株式会社GPROのゴルフ弾道測定機「Sky Trak(スカイトラック)」とのセット販売も開始する。
今後は、不動産・自動車・金融・鉄道・ヘルスケア・エンターテインメント等、様々な業界に常設およびイベント活用向けに拡販していく予定だ。
また、指導メソッドをAI化し、動作改善のワンポイントアドバイス等を行うセルフトレーニングシステムの開発も進めていくとしている。
ゴルフトレーニングシステムの特徴
「標準動作モデル」と運動者の動きを比較
お手本動作である「標準動作モデル」との比較により、改善点を抽出・可視化する。改善点に基づいたアドバイスを踏まえ練習を繰り返すことで、最適かつ効率的に動作を習得・改善することが可能。
目で見て理解するトレーニング
お手本動作を静止させ、そこに自らの動作を重ねる事によって、従来の口頭による感覚的な指導に比べ、目で見て理解するトレーニングを実現。上達までの時間を短縮する効果が期待できる。
レッスン前後の動画比較が可能
改善(レッスン前)と改善後(レッスン後)のBefore Afterも動画比較することが可能。自らの上達を確認し、改善された動作の記録および経緯を見る事ができる。また、このBefore Afterを局面ごとに比較した結果を出力する事も可能で、将来的には動画データの提供も予定している。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。