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ビーライズ、VR空間で医師の臨床力を向上させるシミュレーター2本の販売開始

株式会社ビーライズは本日、2022年8月1日より販売が開始された救命救急VRシミュレーター「EVR」に続き、新たに医療VRシミュレーターを2本開発したことを発表した。

今回発表された医療VRシミュレーターは、医学部生向け診察シミュレーターである「VR OSCE(ブイアール オスキー)」と、IVR(画像下治療)というカテーテルを使った血管内治療の手術手技を練習できる「HiVR(ハイブイアール)」の2本だ。

OSCEとは、Objective Structured Clinical Examinationの略で、医学生が臨床実習前に到達しておくべき知識・技能・態度を評価するための共用試験のことだ。

OSCEは、医学部4・6年生時の臨床能力を評価する試験の一つであったが、2025年を目標に医師国家試験に準じる形へ移行していく予定で、さらに重要度が増していく。

しかし、対策練習にかかる毎年のコストをはじめ、近年ではコロナ禍によるさまざまな制限など、多くの課題を抱えている。

そこで開発されたのが、1本目の「VR OSCE」だ。「VR OSCE」では、フルCGを用いて、患者呼び入れから追加問診に至るまでのOSCEをVR内で再現し、学生自らで試験対策を行うことを可能にするVRソフトウェアだ。

ビーライズ、VR空間で医師の臨床力を向上させるシミュレーター2本の販売開始
「VR OSCE」で診察を行なっている様子

患者への問診や視診、聴診など、さまざまな診察シミュレーションが可能となっている。

2本目の「HiVR」は、レントゲンで身体の中を透視しながら行う、カテーテルを使った血管内治療の手術手技であるIVR(Interventional Radiology)に必要な、細かな手技や機器の操作を練習することができるVRソフトウェアだ。

手術室をリアルに再現したVR空間の中で、人体を透明化して臓器を覗き込むなど、VRならではの機能が多数含まれており、学生や研修医に向けた教育支援効果が期待されている。

ビーライズ、VR空間で医師の臨床力を向上させるシミュレーター2本の販売開始
VR空間でIVRを行っている。

2022年10月時点では、3つの大学に先行導入済みであり、2022年10月17日にビーライズから販売を開始する。

なお、2つのシミュレーターは、2022年10月19日〜21日に開催される「第50回日本救急医学会総会・学術集会」に出展予定だ。

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