高齢化が進む日本において、健康寿命の延伸や未病・予防を目的とした取り組みの重要性が高まっている一方、現在健康な人は検査をしないため、病気の早期発見は難しいという課題がある。
そうした中、シルタス株式会社は、購買データから生活習慣病リスクを予測する実証実験を実施することを発表した。
今回の実証実験では、「SIRU+」で取得した購買データならびに栄養素データと、生活習慣病検査データの相関性を分析することで、購買データから生活習慣病リスクの予測モデルが立てられるかを検証する。
「SIRU+」は、シルタスが開発・運営している、購買データを栄養素に変換することで、日々の買い物から自動で栄養の偏りをチェックするスマートフォンアプリだ。
具体的な検証内容は、106名の検証参加者が、「SIRU+」と連携しているスーパーで買い物をする、もしくは買い物した食材をSIRU+に登録することで、購買データを栄養素に変換する。
そして、株式会社PROUMEDが運営する血液検査キットで採血をし、生活習慣病リスクを算出。「SIRU+」で変換された栄養素データから算出した生活習慣病リスクの予測モデルが、実際に血液検査で算出された生活習慣病リスク13項目(トップ画参照)に対して相関するかを検証する。
シルタスは、検証の有用性を確認して疾病リスクの予測や未病のための適切な食のアプローチを行うとともに、購買データの利活用を進めていくとしている。
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