イーデザイン損害保険株式会社(以下、イーデザイン損保)は、イーデザイン損保が提供する自動車保険「&e」の利用者向けに、エーザイ株式会社が提供する脳の健康度のセルフチェックツール「のうKNOW」を利用できるサービスを、&eアプリ上で定期的に配信している。
このほど、のうKNOWを実施した50歳以上の利用者の脳の健康度と&eアプリから得られた運転データの関係を分析したところ、交差点付近における「スピード超過回数」や「急加速回数」などの危険挙動発生数の多寡が脳の健康度別に異なることが明らかとなった。
のうKNOWでは、スマートフォン等を用いた簡便なトランプテストによって、脳の反応速度、注意力、視覚学習および記憶力を約15分でチェックすることができる。テスト実施後には、脳年齢、集中力スコア、記憶力スコアがそれぞれ表示される。
のうKNOWの結果表示画面
のうKNOWの集中力・記憶力スコアについて
今回、2022年7月および10月にのうKNOWを利用した約2,000名の中から、実年齢が50歳以上の利用者を分析対象とし、脳の健康度を表す指標である「脳年齢」「集中力スコア」「記憶力スコア」、および2022年5月1日~2022年10月17日の期間に取得した運転データを分析した。なお、運転データは、&eの利用者に配布しているセンサーで検知した急加速、急ハンドル、急ブレーキなどの危険挙動や走行距離などの情報をさす。
分析した結果、脳年齢が実年齢より高い人は、急ブレーキの発生回数は少ない傾向となる一方で、スピード超過の発生回数が多い傾向にあることが分かった。
脳年齢と急ブレーキ回数の関係
脳年齢とスピード超過回数の関係
また、集中力スコアが「B」または「C」の人は、交差点付近でスピード超過の発生回数が多い傾向にあったほか、記憶力スコアが「B」または「C」の人は、交差点付近で急加速の発生回数が多い傾向にあることが明らかとなった。
集中力スコアと交差点付近のスピード超過回数の関係
記憶力スコアと交差点付近の急加速回数の関係
イーデザイン損保は、同分析で得られた結果について、利用者の脳の健康度と日常の運転行動特性に応じた安全運転支援のサービス開発につなげていく予定としている。
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