Shuttle Bros.、ファーマコビジランス業務をChatGPTでアシストするクラウドサービス「PVassist」を提供開始

製薬企業のファーマコビジランス部門は、毎年増加する症例・文献の処理に対して、人材確保が追いついていない。一方、人工知能、ChatGPT、クラウドなどの技術進歩により、人手に頼らざるを得なかった業務を効率化できるようになってきた。

Shuttle Bros.株式会社は、ファーマコビジランス業務をChatGPTでアシストするクラウドサービス「PVassist」の提供を開始した。

PVassistは、人手に頼らざるを得なかった業務処理をChatGPTにより効率化する医薬業務特化型のクラウドサービスである。ユーザは指示ボタンをクリックするだけで、症例・文献の解析結果を取得できる。

具体的には、医薬品の投与状況・症例経過(医薬品投与状況、副作用発現状況など)・原疾患、合併症、既往歴などを一覧表示することができる。また、医薬品と有害事象の因果関係有無を判断する。解析は英語・日本語何れも可能だ。

Shuttle Bros.、ファーマコビジランス業務をChatGPTでアシストするクラウドサービス「PVassist」を提供開始
解析結果の一例 / 医薬品投与状況の一覧表示
Shuttle Bros.、ファーマコビジランス業務をChatGPTでアシストするクラウドサービス「PVassist」を提供開始
解析結果の一例/有害事象の抽出&重篤か否かの判断
操作方法は、症例・文献(PDFファイル、テキスト)を画面にドロップし、指示ボタンをクリックする。テキストPDFだけでなく、複合機で受信したPDFなどの画像PDFも解析できる。症例・文献からの抽出・整理・判断根拠として、ChatGPTの参照元テキストも出力結果に併記される。他ユーザの解析結果や過去の解析結果も参照できる。
Shuttle Bros.、ファーマコビジランス業務をChatGPTでアシストするクラウドサービス「PVassist」を提供開始
操作画面
また、解析結果を図示することができる。例えば、症例・文献内容の全体像をマインドマップで図示したり、症例経過をフローチャートで図示する。ユーザ独自の解析機能をShuttle Bros.が開発(プロンプトエンジニアリング)し、指示ボタンとして組み込むため、ユーザの業務方針・手順に沿って活用できる。
Shuttle Bros.、ファーマコビジランス業務をChatGPTでアシストするクラウドサービス「PVassist」を提供開始
試用する場合は、申込後3日以内に利用でき、契約後はすぐに運用できる。入力データはGPTの学習データに利用されないためセキュアな状態で利用できる。

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