現在、日本で社会課題となっている医療費増大の要因の一つとして、生活習慣病の増加があげられている。
生活習慣病は一度かかるとその後も治療が続くため、未病時の発病予防や、病気の重症化予防が重要となる。
未病時の特定健診や特定保健指導が実施されている一方、患者のモチベーションが続かないことや、通院中に治療を自己判断で中断してしまう場合があることが課題となっている。
そうした中、コニカミノルタ株式会社は、医療機関と患者をつなげ、特に生活習慣病における患者の治療継続と行動変容を支援する「infomity(インフォミティ)スマートクリニックサービス」を発売した。
「infomityスマートクリニックサービス」は、これまで医療機関のWebサイトへ自ら情報を見に行っていた患者も、LINEを利用して医療機関からの情報を確認することができるサービスだ。
医療機関は絞り込み機能を使って特定の層に向けたメッセージの配信を行うことができるため、必要な情報だけをLINE公式アカウントを通して通知することができる。
また、患者が診療予約や医療機関への問い合わせをする際も、LINEのトーク画面下に表示されるメニューから、知りたい情報を探すことができる。

さらに患者は、医療機関から送信された検査画像や血液検査の結果を健康管理アプリから見ることが可能。
これまでは、次に医療機関を受診するまで患者は結果を見られないことが一般的であったが、受診済みの検査結果をデータで受け取れるようになる。
また、検査結果も紙でなくスマートフォンのアプリ内に保管できるため、患者自身による管理や以前の結果との比較が容易になる。

加えて、健康管理アプリを通して、日々の血圧、服薬、体重、気分、日記、食事の写真、血糖値を記録することができる。

なお、「infomity」は、厚生労働省が定めるガイドラインに準拠したセキュリティ環境を構築している。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。