TOPPANエッジ株式会社は、頭痛やイライラなど、月経随伴症状に伴う労働損失改善の可視化について、ヘルスケアIoTサービス「わたしの温度」を使った実証実験を、2023年10月から開始する。
「わたしの温度」は、専用ナイトブラのポケットに入れたウェアラブルデバイスが、寝ている間に女性特有の高温期・低温期を計測するヘルスケア機器だ。
データはスマートフォンに自動連携され、起床時にはアプリケーションで測定データと履歴、周期予測などを確認できる。

今回発表された実証では、「わたしの温度」を活用した現状把握から、婦人科医師による婦人科や心療内科の両要素を取り入れた「行動変容研修」、婦人科に特化した「オンライン医療相談サービス」の複合プログラムで構成され、明治安田生命保険相互会社の協力のもと、分析・効果測定を行う。

具体的には、補複合プログラムの要素を、「自身の状態の客観把握」「ヘルスリテラシー」「マインドセットの変化」「改善行動量」に分解し、各要素の改善と労働損失の構造を明らかにする。
募集モニターは、20代~40代の明治安田生命保険相互会社の女性従業員300人だ。
実証結果から、企業などにおける労働損失への影響を見える化し、事業成果について人的資本経営を進める企業経営層へ告知することで、理解を深める。
また、女性自身が心身の状態と客観的に向き合うことで、目標や行動計画を立てられ、継続性のある月経随伴症状の対処行動や労働効率の改善行動を促す。
なお、この実証は、経済産業省の令和5年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の公募に採択され、その中で活動を進めていくものだ。
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