株式会社MEDIROM MOTHER Labs(以下、マザーラボ)とドーナッツ ロボティクス株式会社と「事業提携に関する基本合意書」を締結したことを発表した。
ドーナッツロボティクスは、見守りロボット「cinnamon」を開発し、chat GPTを⾼齢者向けにチューニングして搭載する事を目指している。
「cinnamon」は、羽田空港ロボットプロジェクトに採択されており、羽田空港では主に外国人の接客実験を実施した。
両社は、今回の事業提携により、マザーラボが開発するスマートトラッカー「MOTHER Bracelet」(以下、MOTHER)と、ドーナッツロボティクスが開発する見守りロボット「cinnamon(シナモン)」を連携させ、バイタルデータを元にAIが高齢者と会話できることを目指す。
「MOTHER」が取得したバイタルデータを、高齢者向けにチューニングされたchat GPTと連携させることで、異常を検知した際の本人に対する声がけやバイタルデータに応じた会話などの提供ができることが予測されている。
例えば、「MOTHER」が計測したバイタルデータの異常を元に、見守りロボットが利用者へ問いかけを行い、応答がない場合は離れて暮らす家族にSMSで通知をする。
通知を受けた家族は、「cinnamon」に搭載されているカメラにより、遠方でも状況を確認することが可能となる。
また、「MOTHER」の「転倒検知 機能」で高齢者の転倒を検知した場合、即通報できるよう開発も進めていくとしている。
短期的には、「MOTHER」で計測したバイタルデータを自動で取得する「MOTHER Gateway」をドーナッツロボティクスが開発する見守りロボット「cinnamon」へ搭載し、利用者のバイタルデータを自動で取得できる状態を目指す。
「MOTHER」が計測したバイタルデータは、Bluetooth接続を通して「cinnamon」が取得し、ダッシュボードで本人または家族の閲覧が可能な環境を目指すのだという。
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