メディバリーとリンクジャパン、IoTスマートホーム統合アプリ上でのオンライン調剤薬局をオープン

株式会社メディバリーと株式会社リンクジャパンは、リンクジャパンが提供するスマートホーム統合アプリ「HomeLink」から、オンラインによる服薬指導ならびに医薬品の配送予約を行えるサービスを、2023年9月20日より共同で開始した。

今回発表されたサービスでは、患者が薬剤師と対面し、薬の服用方法の説明を受ける「服薬指導」を、「HomeLink」アプリを活用してオンライン上で実施するものだ。紙の処方箋に加え、2023年1月から運用が開始されている電子処方箋にも対応している。

利用者は、「HomeLink」アプリ上で処方箋の写真（電子処方箋の場合は引換番号）を送信し、オンライン服薬指導を予約することで、薬剤師からビデオ通話で薬の説明を受けることができる。

また、アプリ上で電子決済ならびに配達の予約までを行うことができ、薬は患者の自宅まで配送される。（※紙の処方箋の場合は、後日、原本を指定薬局まで郵送する必要がある。）

医薬品は、東京23区内であれば最短当日配送が可能で、本州全域～福岡でも最短翌日で薬が手元に届く。

受付は、全国どこの医療機関の処方箋でも可能だ。特に電子処方箋の場合は、処方・調剤された薬情報などがデータベース化されて全国の医療機関や保険薬局で共有されることから、利用者は紙のお薬手帳を持つ必要がなくなる。

また、利用する医療機関や薬局が替わった際も、重複投薬や併用禁忌の確認をアプリから行うことができる。

今後両社は医療機関とも連携を進め、HomeLink上で「医師によるオンライン診療」を行えるサービスを展開する計画だ。

IoTNEWS編集部

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