EQIQ株式会社は、心理的安全性に関するスコアを可視化する、「心理的安全性評価アセスメントby Attuned」のアルファ版をリリースした。
心理的安全性とは、社員が組織にいて「言える」「聞ける」「それに対して義務感を抱いている」状態を意味する概念だ。
米ハーバード ビジネススクール Edmondson教授により提唱され、Googleの組織研究でその有効性が確認されたことから注目を集めるようになったが、心理的安全性を測る指標はEdmondson教授によるチェックリスト以外になく、専門的な知識がなければ改善に向けた現状把握、比較評価、目標設定が難しかったのだという。
そこでEQIQの研究開発チームが指標化し、42の質問に回答することで結果が得られ、改善に向けた指針が得られるよう改良した。
具体的には、心理的安全性を支援できる行動が、6つのカテゴリに整理できることを示す定量的な研究を行った。
心理的安全性を支援できる6つのカテゴリとは、「知識共有する」「反対的な行動をとる」「意思決定を行う」などで、合計42問の設問でそれぞれにつき評価を行う。想定回答時間は約10〜15分だ。
結果は、全体的評価と、6つのカテゴリにおける、各5点満点のスコアでレポートされる。各カテゴリごとのスコアは、チームのパフォーマンスとウェルビーイングに対する行動指針、取り組む必要性に関する緊急度が可視化される。
取得されたデータは、組織マネージメントの改善、人事評価、自社内組織および属性間比較、同業他社比較などに活用することが可能だ。また、人的資本開示に対する、開示指標としても検討できる。
今後は、製品版のリリースに向けてデータを蓄積し、より精度の高いレポートの提供などに向けた研究を進めていくほか、機能のアップデートが予定されている。
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