Craif、がんリスクAI検査と遺伝子検査でがん対策をサポートする「マイシグナルシリーズ」を開始

マイクロRNAは、遺伝子の働きを制御する役割を果たしている、100万分の1ミリ程度の小さい物質だ。体の中にある細胞は、0.0001mm程度の微小なカプセル状の物質「エクソソーム」に、マイクロRNAを詰め込んで放出している。

がんにおいても、がんが成長する過程でさまざまなメッセージをマイクロRNAに込めて周囲の細胞に放出するため、新たなバイオマーカ(病状の変化や治療の効果を測る指標)として注目されている。

こうした中、Craif株式会社は、2022年から自宅や全国約500の医療機関にて、尿を用いてマイクロRNAをAI解析することで、がんのリスクを検査する「マイシグナル」を提供してきた。

そして今回、「マイシグナルシリーズ」としてブランドをリニューアルし、現行の「マイシグナル」を「マイシグナル・スキャン」に名称を変更。加えて、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」を新たに追加した「マイシグナルシリーズ」の提供を、2023年11月1日より開始することを発表した。

Craif、がんリスクAI検査と遺伝子検査でがん対策をサポートする「マイシグナルシリーズ」を開始
「マイシグナルシリーズ」の「マイシグナル・ナビ」と「マイシグナル・スキャン」

「マイシグナル・スキャン」は、尿中のマイクロRNAをAI解析することにより、7つのがん種別におけるリスクを評価することができる検査キットだ。

全国約30の大学病院やがん研究センターと共同研究を実施し、1万件以上の尿のライブラリとマイクロRNAのデータベースを構築。専属のデータサイエンティストが人工知能や統計解析を活用し、疾患を判別するアルゴリズムを開発している。

これにより、がんの方・健常な方の様々なマイクロRNAの発現パターンを比較し、がんリスクを判定している。

そして今回、新たに追加された「マイシグナル・ナビ」は、だ液を用いて遺伝子検査を行うことができるがん対策キットだ。がんができやすい部位を、7つのがん種別に調べることができる。

今回発表された「マイシグナルシリーズ」では、現在発売中の「マイシグナル・スキャン」に加え、11月1日より「マイシグナル・ナビ」を発売するほか、「マイシグナルがん対策セット」として、「マイシグナル・ナビ」と「マイシグナル・スキャン」のセットを同日に発売する。

また、発売に先立ち、「マイシグナル・ナビ」および「マイシグナルがん対策セット」の先行予約を、10月13日より開始する。

価格は、「マイシグナル・スキャン」が税込53,900円、「マイシグナル・ナビ」が税込19,800円、「マイシグナルがん対策セット」が税込73,700円となっている。

なお、発売記念特典として、「マイシグナルがん対策セット」が税込66,700円のセット価格で、11月30日まで提供される。

利用者は、購入後に郵送されて届いた検査キットに、だ液や尿を採取して郵送することで検査することが可能だ。

Craif、がんリスクAI検査と遺伝子検査でがん対策をサポートする「マイシグナルシリーズ」を開始
検査の流れ

今後Craifは、集積した技術を活かし、認知症など、他の疾患の検査の開発も進めていくとしている。

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