株式会社ジョリーグッドは、VRとAIを活用した医療教育とデジタル治療の開発・提供を行っており、本日「デジタル治療用コンテンツの提供に関する発明の特許(特許第7422362号)」を取得したと発表した。
この特許は、精神疾患や生活習慣病などの健康障害を抱える人々を対象に、デジタルコンテンツを視聴することでリハビリテーションやトレーニング、セラピーを行うデジタル治療サービス(以下、DTx: Digital Therapeutics)の提供に関連する。
DTxのコンテンツは各地で開発されており、その効果が認められている。しかし、医療機関がこのコンテンツを患者に提供するための容易で効果的な方法はまだ確立されていない。
特に、健康状態に応じて変化するコンテンツのパターン情報を電子カルテやデジタル処方箋システムに記録しつつ、患者のデバイスで簡単かつ正確に取得することが困難であるという課題があった。
そこで今回ジョリーグッドが取得した特許を活用することで、健康障害を有する人々の状態を改善することが可能になるコンテンツ表示装置、表示方法、およびプログラムを提供することを目指す。
特許の概要は、コンテンツ画像の視聴行動や視聴時の生体情報から健康状態を評価し、治療やリハビリのためのコンテンツパターンを生成する。生成したコンテンツパターンのID情報を2D画像コード化して表示し、別の端末で2D画像を認識することにより、コンテンツ情報を簡単かつ正確に取得するというものだ。
この発明により、患者の健康状態に応じて生成されたコンテンツ情報を、医療者や患者だけでなく、支援スタッフも含めたさまざまな医療情報システムや多様なデバイスで取得し、視聴・共有することが可能になる。
ジョリーグッドは、今後もテクノロジーを活用した医療ヘルスケアサービスと、それを必要とする人々に届ける提供プラットフォーム「セラピークラウド」の開発・提供を進めていくとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。