青森県は、広大な敷地面積の中に山間部や過疎地域が存在し、冬季は豪雪に見舞われることもあるため、地域住民の医療機関へのアクセスが困難な場合があるのだという。
また、人口10万人あたりの医療施設従事医師数が全国で7番目に少ない状況も見受けられ、地域医療を支える医療従事者の不足が問題となっている。
こうした中、ウィーメックス株式会社は、中部上北広域事業組合公立七戸病院に、リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」を導入する。
「Teladoc HEALTH」は、専門医の少ない医療機関と遠隔地の専門医をオンラインで繋げる、リモート操作可能なリアルタイム遠隔医療システムだ。
超音波診断装置などの周辺医療機器と接続し、患者の容体を短時間で把握することができる。遠隔地にいる医師主導で操作を可能とし、最上位機種(モデル:Teladoc HEALTH Lite 4)は、45倍ズームおよび約340度回転が可能な高解像度カメラを搭載している。
今回の導入は、ウィーメックスが「企業版ふるさと納税」制度を活用し、青森県七戸町と東北町に「Teladoc HEALTH Viewpoint」7台と、「Teladoc HEALTH Mini Cart」1台を寄附した形だ。
「Teladoc HEALTH Viewpoint」は移動や持ち運びに適しており、訪問診療で活用することで、患者の自宅や施設での医療サービスを強化する予定だ。
また、「Teladoc HEALTH Mini Cart」は発熱外来で使用し、夜間の当直業務、非常勤医師による診療サポートなど、さまざまな場面での活用が想定されている。
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