岐阜大学医学部附属病院、関ケ原町、株式会社大垣ケーブルテレビ、JCOM株式会社は、テレビで診察が受けられる遠隔医療サービス「J:COM オンライン診療」を活用した実証実験を、2024年4月22日より実施する。
「J:COM オンライン診療」は、テレビの画面上で、医療機関の診察予約から問診、医師による診察、薬剤師による服薬指導などが受けられるサービスだ。
実証では、サルコペニアやロコモティブシンドロームの予防を目的に、運動器に不安がある状態の実証対象患者に対して、自宅で診察およびリハビリテーション指導が受けられる機会を提供する。
具体的には、MICINのオンライン診療サービス「curon(クロン)」、J:COMのオンライン服薬指導サービス「curon(クロン)お薬サポート」と連携し、テレビやスマホのアプリを通じて、医療機関の診察予約から薬剤師による服薬指導、自宅への処方薬配送のサービスを提供する。
対象は関ケ原町診療所を利用する患者約60名で、対象者に対してデータ管理システムの構築、および希望者へテレビで受診できるオンライン診療を提供する。
その上で、糖尿病、慢性腎臓病、サルコペニア/ロコモティブシンドロームに関する種々の検査データを比較し、健康状態が維持できているか否かを検討する。
実証結果は、将来の医療サービス改善に向けたデータとして活用される予定だ。
なおこの実証は、岐阜大学医学部附属病院における医療DX構想の一環として取り組まれる。
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