楽天グループ株式会社(以下、楽天)は、同社が運営する、処方薬を薬局で受け取ることができるアプリ「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」において、新たに処方薬の自宅配送に対応したと発表した。
これによりユーザは、オンラインで服薬指導を受けることで、薬局へ行かずに処方薬を受け取ることができるようになる。
「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」は、2024年4月から調剤薬局で処方薬の受け取り予約ができるサービスの提供を開始した。ユーザはアプリ上で現在地や地域名などから薬局を検索し、希望する薬局を選んだ上で、処方せんまたは電子処方せん引き換え番号が記載された控え用紙の画像を送付して受取日時を選択することで、受け取り予約が可能だ。
オンライン決済にも対応しており、指定した日時に薬局を訪れることで、すぐに処方薬を受け取ることができる。また、調剤薬局は、処方せんを事前に受け付けることで余裕を持った調剤が可能になるとともに、オンライン決済によるレジ業務の簡易化などの効果もあるとしている。
今回、「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」が自宅配送にも対応したことで、ユーザは健康状態や予定などに合わせて、アプリ上で処方薬の受け取り方法を選ぶことができるようになった。処方せんの受け付けから処方薬の調剤、オンライン服薬指導、処方薬の配送は、楽天が運営する調剤薬局「ヨヤクスリ薬局」が実施する。
自宅で処方薬を受け取りたいユーザは、「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」のアプリから、処方せんの提出方法を選択。配送先住所やオンライン決済情報などの必要事項を入力してオンライン服薬指導を予約すると、指定した日時にアプリ上で服薬指導を受けることができる。服薬指導が完了すると、必要な処方薬が自宅に届く。
なお、処方薬の調剤薬局での受け取り予約および自宅配送の手続きは、いずれもアプリ上で完結することが可能だ。
今後、「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」は「ヨヤクスリ薬局」を通じて得た処方薬の自宅配送における知見を活用し、全国の調剤薬局と処方薬の自宅配送において連携していく予定だ。
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