NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、電話で脳の健康状態を把握する「脳の健康チェック」を提供しており、今回、懐かしのニュースや出来事について会話をしながら脳の健康状態を確認できるAIサービス「おもいでダイヤル powered by 脳の健康チェック」(以下、おもいでダイヤル)の無償トライアルを、2024年9月19日より開始する。
「おもいでダイヤル」は、フリーダイヤル「0120-468354」へ発信することで、懐かしい新聞記事をもとにAIと過去の思い出を振り返ることができるサービスだ。
なお、同サービス内容の検討にあたっては、NTT ComのデザインスタジオKOELが参画し、親しみを持って利用できるための機能のアイディエーションから、高齢者でも利用しやすい音声ガイダンスに至るまで、認知機能の低下に不安を持つ方へ向けた体験設計をしているのだという。
新聞記事には、高齢者の思い出を促すよう構成されている回想新聞社の記事の要約を採用している。無償トライアルでは、今日の日付と年齢を考慮せず、記事をランダムで配信する形だ。
また、「おもいでダイヤル」のAI案内人「テルミ」と会話することができ、話した思い出話は利用者の興味関心情報として生成AIで分析され、趣味趣向の情報として蓄積することも可能だ。
さらに、会話の内容から脳の健康チェックを行う。脳の健康チェックには、日本テクトシステムズ株式会社の認知機能みまもりAI「ONSEI」のアルゴリズムを利用しており、脳の健康状態を維持するための気づきを与えるメッセージを案内したのちに、脳の健康チェック希望者にはチェック結果を電話口で通知する。
SMSには、チェック結果に加えて、趣味趣向情報に合わせた脳の健康を維持するコンテンツを配信する。トライアルでは、脳の健康チェック結果とコンセプトサイトのURLを送付する仕様だ。
今後「おもいでダイヤル」は、法人向けサービス「脳の健康チェック」のオプションサービスとしての提供を検討しているとのことだ。なお、「脳の健康チェック」については、複数の自治体でのトライアルなどを実施中だ。
また、「おもいでダイヤル」の機能向上をめざし、Starley株式会社が開発する音声会話型おしゃべりAIアプリ「Cotomo」との連携を検討するという。
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