VIE株式会社は、東和薬品株式会社と株式会社NTTデータ経営研究所とともに、ブレインテックを活用した記憶想起に関する共同開発を進めている。
そして今回、記憶想起トレーニング「うたメモリー」の販売を、2024年11月18日よりクラウドファンディングMakuakeにて開始することを発表した。
「うたメモリー」は、脳波イヤホンを用いて自分の記憶を呼び覚ます「懐かしさ」を読み取ることで、AIが分析し、Apple Musicと連携してパーソナライズされたプレイリストを作成するものだ。
今回活用されている技術は、音楽に対する懐かしさの評価、音楽の特徴、そして音楽を聞いている際の脳波データをもとに、各個人に合わせた懐かしい曲を選び出す。
3社が実施した実験では、若者と高齢者を対象に、それぞれの「懐かしい」に似ている曲から選曲されるプレイリストと、似ていない曲から選曲されるプレイリストを聞き、音楽聴取時の「懐かしさ」「幸福度」「記憶の鮮明さ」を評価した。
その結果、似ている曲から選曲されるプレイリストを聞いたグループでは、似ていない曲から選曲されるプレイリストを聞いたグループと比較して、懐かしさ、幸福度、記憶の鮮明度が有意に高いことが確認された。
この研究により、世代を問わず、懐かしい曲を聞くことが人々に懐かしさと幸福感をもたらし、記憶を鮮明に呼び覚ます効果があることが明らかになったとしている。
なお、この研究の結果は、国際学会「The Neurosciences and Music」にて発表しているとのことだ。
今後も、東和薬品とVIEのサービス「うたメモリー」の事業展開と並行して、3社は、ニューロテクノロジーと音楽の力で分野を超えたパートナーシップで新しい価値を生み出してゆくことを目指すとしている。
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