コクヨ株式会社は、働き方の実験場「THE CAMPUS」内にある「THE CAMPUS SHOP」で、AR技術を活用したデジタルアナログ融合コンテンツの実証実験を開始した。
THE CAMPUS SHOPは、コクヨの製品を新しいテーマや切り口で提供するマーケットのようなショップである。その店舗内において、タブレット画面にARコンテンツを表示することにより、顧客体験価値の拡張を図る。
同実証実験は、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社提供の、AR体験を実現する「AR MAPソリューション」を活用して行われる。コンテンツの例は以下の通り。
- 書き心地の没入体験
- 商品情報の補完/EC連動
- コーディネート体感
- 宝探し
- オノマトペモード
床一面に、3つの書き心地が異なる紙「ツルツル」「さらさら」「ザラザラ」が敷かれ、その上を歩くと、書いている音が流れる。音に包まれながら、実際に置かれたペンをもって「PERPANEP」の紙とペンの使用感を体験できる。
商品に近づくと、ラインナップ体系や使い方動画や使用例を上映する。ECサイトへ連動し、そこから購入して自宅へ届けることも可能だ。これにより、利用者の購買サポートと店舗オペレーションの軽減も図る。
アクセサリー感覚の文具シリーズ「KOKUYOME」のリアルなコーディネート展示にあわせて、インスタグラム上の事例がARとして表示される。自分にあったスタイルをイメージしながら、好みの色やアイテムを選択できる。
店内に隠された文字等を、回遊しながら集めていけるコンテンツである。
文具を使った時のオノマトペ(擬態語)で埋め尽くされた中を練り歩くことができる。感覚的に使い心地や機能を体感できる。
コクヨは秋以降、THE CAMPUS SHOPに来訪した一般客も体験できる予定としている。
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