コロナ禍をきっかけに暮らしや働き方の変化が加速し、行動制限等もあるなか、アバターを使って生活者同士がいつでも・どこでも交流できる「メタバース」への関心が集まっている。企業でも、自社商品の理解やブランド価値を高めていくため、感染防止に配慮した新たなコミュニケーション手法として、メタバースを利用したいというニーズが高まっている。
大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、2022年10月3日~31日の期間に提供する、株式会社ブルボンが手がけるインターネット上の仮想空間「ブルボンメタバース」の構築を支援した。
ブルボンメタバースは、お菓子が持つ「楽しさ」と、ブルボン本社がある新潟県柏崎市の魅力を一体化した新たなコミュニティ空間である。「お菓子の森エリア」「ブルボン本社ビルエリア」「イベントエリア」の3つで構成されており、利用者は自分のアバターを選び各エリアを自由に移動しながら、ブルボンの歴史や商品の魅力をブルボンのキャラクターや動画等を通じて知ることができる。
今回、DNP独自の「情報と印刷」技術により、メタバースをパソコンやスマートフォンのWebブラウザで体験できるよう最適化して提供する。これによりブルボンメタバースでは、専用アプリをダウンロードする必要がなく、Webブラウザで体験できるため、誰でも簡単にアクセスしてブルボンの歴史や商品の特長などを知ることができる。
また、利用者同士がテキストチャットで会話できるほか、このメタバースから「ブルボンオンラインショップ」にリンクして商品を購入することもでき、ブルボンユーザーだけでなく様々な生活者とのコミュニケーションを実現する。
さらに、ブルボンメタバース内に複数設置されているクイズに答え、正解数に応じて入手するコインでカプセルトイを利用できる。カプセルトイではブルボンの商品やブルボンオンラインショップで利用できるクーポンが得られるなど、楽しみながらブルボンの取り組みがわかる仕掛けになっている。
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