南国アールスタジオ株式会社が展開するメタバースプラットフォーム「WHITEROOM」は、MR技術を活用した企業向けメタバースプラットフォームである。マルチデバイス、マルチメディア、マルチユーザーに対応しており、ネットワーク環境があれば、どんな場所からも、様々なデバイスでアバターとして会議に参加できる。3Dモデルやオフィスドキュメント、PDF、画像、動画などを共有しコミュニケーションをとることができる。
このほど南国アールスタジオは、WHITEROOMに、ボリュメトリックビデオと呼ばれる立体映像をリアルタイムに仮想空間上に表示することができる新機能「LIVE」を追加し、提供を開始した。
LIVEは、WHITEROOMにおけるマルチユーザー・マルチデバイス・マルチメディア技術と、現実の人物や物を3Dデジタルデータに変換して高画質で再現するボリュメトリックビデオ技術を融合させた機能である。LIVEで使用するボリュメトリックビデオ技術は、curiosity株式会社が開発した立体映像のプラットフォーム「Rememory」を採用している。
従来のWHITEROOMで使用していた3Dアバターでは、表情の変化や全身のしぐさなどが伝えきれなかったが、LIVEではボリュメトリックビデオ技術により、ユーザーの目の動きや顔の筋肉の動き、息遣い、身振り手振りまで、立体映像として仮想空間に再現できるため、よりリアルに近い高次元な遠隔コミュニケーションが実現できるとのこと。
また、従来のボリュメトリックビデオは、大型スタジオや専用カメラなどが必要で、コストや利用場所などが課題だったが、LIVEはcuriosityの技術提供を受け、LiDARを搭載したiPhone/iPad端末1台で手軽に3D映像化できるため、特殊な設備や機材を用意することなく、どこでも手軽にボリュメトリックビデオ技術を利用できる。
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