株式会社アドバンスクリエイトは、2022年7月に開始した、アバター事業を展開する大阪大学発のスタートアップAVITA株式会社との提携を拡充、アバター販売代理店契約を締結した。
AVITAは、人と関わるアバターの研究開発を行ってきた大阪大学基礎工学研究科の石黒浩教授が代表を務めるスタートアップで、アバターを活用したコミュニケーションサービス「AVACOM」の提供などを行っている。
これまでのAVITAの取り組みや石黒研究室の実証実験では、生身の人間よりも、アバターの方が心を開いて話しやすいという人が多数いることが確認されている。2022年7月にアバターによる問い合わせ対応や保険のコンサルティングサービスを開始して以降、アバターによる問い合わせからの保険相談アポ獲得率は電話に比べて2倍超になり、オンライン保険相談におけるコンサルタント指名予約においてはアバターが最も支持されているという。
一方で、一般的なコミュニケーションツールやゲームの範囲を超え、「保険」という金融ビジネスにアバターを活用する上では、顧客との通話率の向上や、顧客の興味関心を惹く会話等において、保険特有のコミュニケーションノウハウが求められる。
そこで、AVITAが提供するアバターサービスと、アドバンスクリエイトが蓄積したコミュニケーションノウハウ、その知見を基に改修を重ねたオンライン保険相談システム「Dynamic OMO」を組み合わせた。
今後の展望として、子育て中のスタッフ、高齢者、障がい者などが活躍しやすい環境の整備、AI保険相談アバターの開発、・アバターを活用した社員間の意見交流活性化やメンタルケア、学生がより気軽に採用担当と話せるアバターによる会社案内・面接などを予定している。
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