コノキュー、MR技術を活用した遠隔作業支援ソリューションの提供を開始

株式会社 NTT QONOQ(以下、コノキュー)は、Mixed Reality(以下MR)技術による遠隔作業支援ソリューション「NTT XR Real Support(エヌティティ エックスアール リアルサポート)」(以下、Real Support)を、2023年3月15日から法人向けに提供する。

「Real Support」では、一般的なWeb会議ツールの各種機能(現地からの映像伝送、音声通話、PCからの画面共有、テキストメッセージ送信など)に加え、「空間ポインティング」「3Dフロー」機能が利用可能。

「空間ポインティング」は、遠隔地のPCから、カメラに映る装置・機械に印をつけると、MR技術によって、現地作業員のグラスに同じように印が表示される機能だ。

コノキュー、MR技術を活用した遠隔作業支援ソリューションの提供を開始
「空間ポインティング」機能のイメージ画面

「3Dフロー」では、遠隔地と現地をリアルタイムに繋ぎ、同じ画面を共有することができる。また、MR技術の持つ空間認識能力を活用することで、一部デバイス(HoloLens2)では手順書を空間上に表示することが可能だ。(トップ画参照)

これらにより、遠隔地にいる熟練者等の支援者が、PCのWebブラウザアプリでのビデオ通話に加え、マニュアルや空間上での指示などの視覚的な情報も含めて支援することができる。現地にいる作業者は、MRデバイスを活用することで、ハンズフリーでの作業が可能だ。(現地アプリの対応機種はHoloLens2, iPhone, iPad。)

利用シーンは、主に電気・ガス・通信などのインフラ業や、高額な装置・精密機械などを扱う製造業が想定されている。また、災害時に現地に移動できない場合の対応や、BCP対策にも適している。

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