Matterport, Inc.は、AIとデータサイエンスを活用した新機能を備えた、不動産に関するインテリジェントデジタルツインのベータ版を発表した。
現在のベータ版では、ユーザはデジタルツインから生成される自動測定データ、レイアウト、レポート、編集機能にアクセスすることができる。Matterportデジタルツインでキャプチャされた数百万の 3Dデータポイントを自動的に処理する。
MatterportのAIを活用した新しい機能は、空間データ、コンピュータビジョン、ディープラーニングにおける同社の技術が利用されている。
同社のAIエンジンであるCortexは、これらすべてを統合して、Matterportの大規模な空間データライブラリでトレーニングされた数千のデジタルツインを毎日作成する。
現在、ユーザは、壁、部屋の種類、長さと幅、総平米数を含む物件の詳細を識別してラベル付けされた平面図画像および、3D立体図画像を自動的に生成することができる。
これらの詳細情報をもとに、購入者は不動産物件を評価でき、同時に不動産業者の販売促進担当者は、物件概要と不動産情報サービス(アメリカMLSマルチプル・リスティング・サービス)データを使用し、物件の情報掲載と販売に活用することができる。
また、不動産プロパティマネージャーは、空間の機能面や表面の詳細を最適化するためにレイアウトを編集することができ、外装や内装の施工、リノベーションや改築を進めることができる。
Matterportの会長兼CEOであるRJ Pittman氏は、「部屋の寸法や、部屋別、フロア別、およびスペース全体の平米数情報を即時に得ることは、当社の最も人気のある機能の1つである測定モードに基づいて構築されています。
当社の新しいインテリジェントなデジタルツインを使用すると、お客様は何百もの有用な測定値、部屋名、印刷可能なレイアウトなどを自動的に取得できます。これらの新しい『強力な機能』により、私たちはお客様の生産性を飛躍的に向上させています。」と述べている。
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