日本電信電話株式会社(以下、NTT)と、 パーソルホールディングス株式会社(以下、パーソル)は、従業員がはたらくことを通して感じる幸せや満足感に関する共同実験を開始した。
この共同実験では、NTTの、遠隔でも触れる感覚を通して感情を伝えあう「身体性コミュニケーション技術」および、お互いの価値観を大切にしたチームを作ることができる「Well-being価値観共有技術」と、パーソルの、総合人材サービスにおける共感や信頼を育むチームビルディングプログラムの開発や人事・人材開発視点からの評価、新しいはたらき方の検討を行い、ハイブリッドワーク時代の「はたらくWell-being」の実現に取り組む。
具体的には、NTTとパーソルがリソースを持ち寄り、ハイブリッドワークにおいて、例えば、新入社員向けオンボーディングプログラムなどの共感や信頼を育むチームビルディングプログラムの開発および、新しいはたらき方の実施と評価を行う。
トップ画は、Well-beingの要因の書かれたカード「わたしたちのウェルビーイングカード」をメタバース空間内に用意し、そこでお互いのWell-beingの価値観を共有する体験のイメージだ。
さらに、振動等を触覚を通じて提示する身体性コミュニケーション技術と組み合わせることで、遠隔にいても、相手の存在を感じながら自由にコミュニケーションができる、対面とも遠隔とも異なる新しいコミュニケーション環境を目指す。
上図は、自身や相手の心臓の鼓動を、手の上の触感として感じられるツール(上図-A)、触覚素材とその素材の感覚が想起させる性格傾向の関係性を名刺サイズの台紙で表現する触感を通じた自己紹介(上図-B)、Well-beingの要因が書かれたカード(上図-C)を利用してチームビルディングのワークショップを行うイメージだ。
両社は、これらを組み合わせて、はたらく人それぞれにあったWell-beingを実現する新しいはたらき方を検討していくとしている。
今後は、身体性コミュニケーション技術やWell-being価値観共有技術を利用した、共感や信頼を育むチームビルディングプログラムの開発を行い、新入社員向けオンボーディングプログラムといった場で実践し、人事・人材開発視点からの評価を行う。
また、オフィス勤務かリモートワークかの二択にとどまらない新しい環境を、ワーケーションといった制度と組み合わせていくとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。