積水化学工業株式会社 住宅カンパニーは、メタバース空間内に住宅展示場を開設した。
同展示場は、実在する展示場を再現した空間を自由に動いて360°バーチャル見学が体験できる。展示されているバナーやモニターの映像では、セキスイハイムの住宅工場や建築現場の様子が閲覧できるほか、実際の工場見学への申し込みも可能です。また、メタバース上で参加できるセミナー等の実施を検討しているとのこと。
また、営業担当者のアバターとコミュニケーションをとることもできるほか、メタバース展示場限定のオリジナルグッズの購入が可能だ。今後、営業アバターを同展示場に予め出現させておくことによる接客効果を検証するとともに、ボイスチャットを用いたオンタイムでの案内ができるよう目指すとしている。
さらに、同展示場は同日公開されたバーチャル旅行プラットフォームアプリ「ANA GranWhale」内のショッピング空間に出店。ANA GranWhaleは、バーチャル空間に再現したさまざまな旅先を楽しむことができる「V-TRIP」(バーチャル旅行空間)と、バーチャルショップが軒を連ねるショッピングモール「Skyモール」(ショッピング空間)で構成されており、同展示場はSkyモール内にあり、実際の商業施設のように各ショップを見て回りショッピングを楽しむ中で、予約せずに見学することができる。
スマートフォンとアプリがあれば、いつでもどこからでもアクセスできるメタバース空間の特性を生かし、幅広い層へセキスイハイムの認知拡大を目指すとともに、実際の住宅展示場に訪問するのが難しい利用客や、遠方に住む親族同士で見学したい、といった要望にも対応できる。
今回開設した展示場では「家で楽しむ!」をテーマにした3階建ての二世帯住宅を再現している。1階にはアウトドアの雰囲気を取り入れたリビングやテラスとつながりうちとそとが一体となったダイニングキッチンを再現し、人目を気にせず過ごせるリビング空間や、主に子世帯が楽しむ開放感のある3階のベランダ空間など、家で過ごす時間を楽しめる空間づくりを紹介している。
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