野原グループ株式会社は、建物のVR撮影データに、什器・設備・使用建材などの建物資産に関連する情報を集約し、「資産管理」「施設管理」「IoT機器のデジタル管理」ができる維持管理サービス「SIM-ON(サイモン)」を、本日より提供を開始する。
また、「SIM-ON(サイモン)」の提供に伴い、BIM設計・製造・施工支援プラットフォーム「BuildApp(ビルドアップ)」の維持管理向けサービス群「デジタルツイン施設管理」を開始したことも発表した。
「SIM-ON」は、既存建物のVR撮影データ(3Dスキャンデータ)に、什器・設備・使用建材などの建物資産に関連する情報を集約し、「資産管理」「施設管理」「IoT機器の管理」ができる維持管理サービスだ。
「SIM-ON」では、IoT機器の運用状況の可視化(写真左)、全ての資産情報や資産カテゴリーの管理(写真中央)、施設のメンテナンススケジュールの作成(写真右)が可能になる。

また、併せて提供される「BuildApp(ビルドアップ)」は、設計事務所やゼネコンが作成したBIM設計データを、より詳細なデータにし、各建設工程で必要なデータとして利活用することで、建設工程全体の生産性向上を実現するクラウドサービスだ。
これにより、設計・施工の手間・手戻りをなくし、製造・流通を最適化して、コスト削減や廃棄物・CO2削減に貢献する。
今後野原グループは、BIM設計・製造・施工支援プラットフォーム「BuildApp」のサービス群を追加し、「BuildApp」をオープンプラットフォームとしていく予定だ。
なお、2023年12月13日から開催される第3回建設DX展の野原グループ出展ブースにて、「SIM-ON」のサービス内容が分かるセミナーが実施される。
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