XREALは、開発者向けARグラス「XREAL Air 2 Ultra」を発表した。
「XREAL Air 2 Ultra」は、デュアル3D環境センサとコンピュータビジョン機能を備えた6DoFを特徴とするARグラスだ。
開発者向けのハイエンドモデルで、XREALのAR環境ランチャーであるNebula(Android、Mac、Windows)とXREALの新しいインフレームセンサには、周囲の環境を敏感に認識して追跡する能力があり、空間計算機能にフォーカスした最新のSDKが含まれている。
また、コンピュータ ビジョン機能を備えたデュアル3D環境センサを備えており、位置情報とマッピングを同時に提供して、3D空間内のユーザの位置を特定する。
なお、「XREAL Air 2 Ultra」の3D環境センサは、開発者がARコンテンツを作成し、検証することを目的として作られており、ハンドトラッキング、3D メッシュ作成、セマンティックシーンの理解などが可能になった。
レンズ部分は、光学エンジンを採用し、両眼でフルHDを提供。視野角(FOV)は52°、1度あたりのピクセル数(PPD)は42となっており、最大120Hzの高リフレッシュレートと500ニットのピーク輝度により、さまざまな照明条件で画像を見ることができる。
開発者は、4メートル先に154インチ相当のバーチャル2Dスクリーンキャスティングを利用できる。
音響に関しては、シネマティックグレードのオーディオと、音の拡散を抑える指向性オーディオ技術が搭載されている
さらに、「XREAL Air 2 Ultra」は、「XREAL Air 2」と「XREAL Air 2 Pro」と同様に、Appleの空間ビデオ機能をサポートしている。iPhone 15 Proで撮影した空間ビデオを、サードパーティのiPhoneアプリを使って、通常のサイドバイサイド形式に変換し、「XREAL Air 2」シリーズのグラスで見ることが可能だ。つまり、「XREAL Air 2」シリーズのARグラスを使って、iPhone 15 Proの空間ビデオを体験することができる。
本体は、チタンメガネフレームをベースにしているほか、重量は80グラムと軽量だ。また、3段階に調整可能なテンプルと、3つのサイズのノーズパッドにより、画像調整と快適さを提供する。
なお、色精度、目の快適さ、低ブルーライト、フリッカーフリーについてテュフ・ラインランドの認証を受けているほか、画質と快適さについてはISO規格を上回っている。
価格は税込99,800円で、2024年1月8日より予約販売を開始し、出荷は現時点で2024年3月を予定している。なお、一般消費者も購入可能だ。
また、現在開催されているCES2024のXREALブースでは、ARグラスのデモを実施するほか、独自のMirage Shard Tracking Kitを紹介する予定だ。このキットは、ユーザが物理的なボタンを介して仮想インターフェイスと対話できるようにし、触覚的なインタラクションアプローチを提供する。
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