ソニー株式会社は、映像クリエイター向けに、モバイルモーションキャプチャー「mocopi」のWindows版PCアプリケーション(以下、「mocopi」PCアプリ)の提供を開始した。
「mocopi」は、小型で軽量な6つのセンサと、スマートフォンの専用アプリケーションで、モーションキャプチャーやVRへのリアルタイムなモーション入力が可能なサービスだ。
そして今回、「mocopi」PCアプリが提供されたことにより、PCでのモーションキャプチャーを実現し、映画やアニメ制作の現場、アバターを用いたライブ配信などでの本格的な3DCG制作が可能となる。
「mocopi」PCアプリは、スマートフォン用アプリの機能をPCの画面に拡張し、モーションキャプチャーやファイルの保存、プレビューや送信などの一連の作業をPC上で完結することができる。
スマートフォンからPCへのファイル移行の手間が不要となり、外部のライブ配信ソフトを使えば「mocopi」PCアプリ画面をそのまま配信することが可能だ。
また、センサのキャリブレーションもPC上で行えるため、サードパーティ製のデスクトップ向け制作ソフトと連携して使用する際に、ワークフローを中断することなく作業が継続できる。
「mocopi」PCアプリの使用には、スマートフォン上の「mocopi link(モコピリンク)」モバイルアプリを介して、「mocopi」本体とPCを接続する。「mocopi link」アプリと「mocopi」PCアプリの接続は、有線(USB)と無線(Wi-Fi接続)の両方に対応している。

「mocopi」PCアプリにてモーションデータを生成することで、スマートフォン用「mocopi」アプリ使用時に比べ、「mocopi link」アプリ(スマートフォン)上で行う処理の負担が軽減される。これにより、サポート可能なスマートフォンの機種が拡大する。
なお、「mocopi」PCアプリは一部有料で、すべての機能を利用するには月額税込550円の有料版を選択する必要がある。ダウンロードはマイクロソフトストアから可能となっている。
今後「mocopi」PCアプリは、様々な拡張機能をアップデートで提供する予定だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。