人工知能を活用したインターネットサービスの企画・開発・運営を行う、HEROZ株式会社は、追加で1億円の資金調達を実施したと発表した。第三者割当先は、藤野英人氏(レオス・キャピタルワークス代表取締役社長)を主要投資家とした一二三(ひふみ)インキュベートファンド有限責任事業組合。
今回の資金調達は、エンジニアの採用による同社人工知能研究体制の強化、将棋・チェス・バックギャモン等AIを活用した頭脳ゲーム領域やその他ビジネス領域の拡大を目的に行うものだ。
特に、FinTech(フィンテック:金融IT)分野では、既に大手金融機関との協業で同社の人工知能技術が活用されるなど収益化に成功しており、同分野における研究開発も今後一層強化していく。
同社は、「将棋ウォーズ」、「CHESS HEROZ」、「BackgammonAce」の開発を通じて蓄積した機械学習等の人工知能関連の手法を固有のコア技術とし、現役将棋プロ棋士に勝利した将棋AIの開発者などトップエンジニアが日々開発に取り組んでいる。
同社のAI研究者は過去3名が将棋電王戦に出場しており、うち2名はコンピューター将棋選手権でも優勝するAIを開発するなど、全社的にAIの研究に力を入れている。
また、一般社団法人「人工知能学会」の賛助会員として最先端のAI動向の把握に努めており、AIを戦略的な重点分野と位置づけている。
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