PTCは、産業オートメーション環境への通信接続機能を提供するソフトウェア開発企業であるKepware社の買収が完了したと発表した。同買収はPTCのIoTソリューションを強化し、工場の環境やインダストリアルIoT(IIoT)市場への参入を加速するものだ。
Kepwareが提供する通信プラットフォームであるKEPServerEX®は、PTC ThingWorx®IoTテクノロジープラットフォームの戦略的な構成要素となる。
両社の製品が統合されることで、設備データがPTC ThingWorxプラットフォームに集められ、社内外の様々な情報と統合された後、ThingWorxの機械学習機能で自動的に解析することが可能になる。
この機能統合により、企業は全社レベルの洞察を得て基幹プロセスの最適化を積極的に実施できるようになり、業務効率や品質の向上、市場投入期間の短縮が実現する。
非上場企業であるKepwareの過去12か月間の売上高は約2,000万ドルだ。
PTCは同買収のための資金を信用枠からの借り入れにより調達した。PTCは2016年度の非GAAP1株当たり利益へのKepware買収の影響は中立的であると予想しており、同買収に関わる追加的な財務指標を、1月20日(水)午後5時(米国東部時間)に予定されている2016年度第1四半期の業績説明会で発表する。
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